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U研って何?メンバーこれまでの歩み活動レポート掲示板リンク集

[日誌]ルソー『告白』を読む④

『ルソー研究』の「人間ルソー」を読んだが、あまりピンとこなかったので、『告白』を数日寝かせておいた。久々に手にとって読んだら不思議に面白く読める。どうしてかと思えば、思想家ルソーにはあまり興味はないが、歩行者ルソーには、昨年読んだレベッカ…

[日誌]ルソー『告白』を読む③

俺がルソー『告白』に苦戦していると聞きつけた、U研メンバーの内海さんがメールをくれた。 『告白』を読むために参考になるかどうかわかりませんが、ルソー受容の概要を思いつくままにメモしておこうと思います。 (日本)なんといっても中江兆民の『民約…

[日誌]近況など

唐突にブログを再開してみたので、近況を箇条書きに書く。 今年で43歳になった。 目的がないと本が読めなくなった。 最近読んだ阿久津隆『読書の日記』の帯コピーに「食べるように本を読む」とあって、それは俺にとって、とても理想的な読書スタイルだが、実…

[日誌]ルソー『告白』を読む②

とりあえず第1巻を読み終わる。どうも丸腰でルソーに向かっているから、苦戦しているのだと思われる。第2巻に行く前に、まずルソーについて軽くお勉強するほうが、結果として近道かもしれない。 読んでいる本にピンと来ないときは、白洲正子の次の言葉を思…

[日誌]ルソー『告白』を読む①

次回の読書会の課題図書がルソーの『告白』と決まった。とりあえず上巻を読めばよいといわれているが、それですら読み終わる自信がない。なので、ここで読書メモをとることにより、結果にコミットメントしたい。 とりあえず3日かけて、60ページぐらい読んだ…

[日誌]今年のいろいろベスト

前半、すこーし落ち込んだりもしたが、後半、持ち直した。 そんな年だった。俺はもう大丈夫だ。 ◆読んだ本のベスト百句燦燦 現代俳諧頌 (講談社文芸文庫 つE 2)作者: 塚本邦雄出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/06/10メディア: 文庫 クリック: 5回この商…

[日常]2015年上半期いろいろベスト10(書籍編)

天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々作者: メイソン・カリー,金原瑞人,石田文子出版社/メーカー: フィルムアート社発売日: 2014/12/15メディア: 単行本この商品を含むブログ (9件) を見るあなたを選んでくれるもの (新潮…

[音楽]2014年に聴いていたアルバムベスト10

逃避行アーティスト: ジョニ・ミッチェル出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン発売日: 2013/07/24メディア: CDこの商品を含むブログを見るStrangerアーティスト: 星野源出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発売日: 2013/05/01メディア:…

[映画]2014年に劇場で観た映画ベスト20(順不同)

「ウルフ・オブ・ウォール・ストリート」マーティン・スコセッシ 「ジャッカス/クソジジイのアメリカ横断珍道中」ジェフ・トレメイン 「怪しい彼女」ファン・ドンヒョク 「誰よりも狙われた男」アントン・コービン 「インターステラ―」クリストファー・ノー…

[読書]2014年に読んだ本ベスト10

少々気が早いが、次にブログを更新するのは数か月後の気がするのでまとめておく。一筆書きするので誤字脱字あったら多謝。反逆の神話:カウンターカルチャーはいかにして消費文化になったか作者: ジョセフ・ヒース,アンドルー・ポター,栗原百代出版社/メーカ…

2013年に聞いていたアルバムベスト10

Specialsアーティスト: Specials出版社/メーカー: Capitol発売日: 2002/02/08メディア: CD購入: 2人 クリック: 36回この商品を含むブログ (70件) を見るLkj in Dubアーティスト: Linton Kwesi Johnson出版社/メーカー: Universal I.S.発売日: 1995/04/10メデ…

2013年に読んだ本ベスト10

本棚を見なくても思い出せる本。富士日記〈上〉 (中公文庫)作者: 武田百合子出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1997/04/18メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 84回この商品を含むブログ (171件) を見る犬が星見た―ロシア旅行 (中公文庫)作者: 武田百合子…

[日常]久しぶりの更新

川釣り (岩波文庫)作者: 井伏鱒二出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1990/09/17メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (12件) を見る髪を切りに行った。 シャンプー後、雑誌の「NUMBER」の書評欄を読んでいると、井伏鱒二の『川釣り』が紹介され…

次回からの新シリーズ

アメリカ文学のクラシックを読んでいく「アメリカの影」シリーズが終わり、次回から「マンガ・イズ・ノット・デッド」シリーズが始まります。第一回のテキストはアラン・ムーアの『ウォッチメン』。たぶんU研の人は、こんな機会でもないと読んでくれないだろ…

[読書]次回の読書会について

次回の読書会について、選書したアヤヲ会長からコメントが届きましたので掲示します。ビッグ・サーの南軍将軍 (河出文庫)作者: リチャードブローティガン,Richard Brautigan,藤本和子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/11/01メディア: 文庫購入: 1…

[読書]リチャード・ブローティガン『ビッグ・サーの南軍将軍』

ビッグ・サーの南軍将軍 (河出文庫)作者: リチャードブローティガン,Richard Brautigan,藤本和子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/11/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (51件) を見る15日の読書会はお疲れ様でござい…

日本語が亡びるとき

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で作者: 水村美苗出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/11/05メディア: 単行本購入: 169人 クリック: 12,657回この商品を含むブログ (459件) を見る『私小説』読書会の参考になるかと思って読んだ。1章のIWPの話は面白く…

2月15日の水村美苗『私小説』の読書会について、今回のキュレーターである内海さんからコメントが届きました。 昨年1年間、アメリカ小説のすぐれた作品を読んできて、ではアメリカと我々日本人の間の問題を考えるうえでいい作品はないだろうか、というとこ…

次回の読書会は水村美苗の『私小説 from left to right』です。

昨年から始まった「アメリカと私」(C江藤淳)シリーズ。スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』 トルーマン・カポーティ『冷血』 ウラジミール・ナボコフ『ロリータ』 アーネスト・ヘミングウェイ『われらの時代』から「大きな心臓の二つの…

[日常]『富士日記』を読む

富士日記〈中〉 (中公文庫)作者: 武田百合子出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1997/05/18メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 19回この商品を含むブログ (53件) を見る『富士日記』の中巻を数カ月ぶりに開く。一体この本を読むのに何年かかっているのだろ…

懐古モード

中学生の頃は、米米クラブの「あ!あぶない!」が世界一かっこいいファンクの曲だと思ってたよなー、とYoutubeで20年ぶりに聴いてみたら、やっぱり世界一だった。米米やTMやバービーやレピッシュや岡村靖幸やユニコーンやPSY・Sを聴くと、最近のどんな音楽よ…

[読書]ヘミングウェイの課題テキスト読みマスタ。

ヘミングウェイの「二つの心臓の大きな川」を読みマスタ。 キャンプ、山、孤独、釣り、バッタ獲り、コーヒー、簡素でワイルドな手料理、ネルシャツの胸ポケットにサンドイッチ突っ込んじゃう感じ。これって男の子の好きなものばかりじゃないか? なかなか良…

次回の課題テキストはヘミングウェイの「二つの心臓の大きな川」です。

われらの時代・男だけの世界 (新潮文庫―ヘミングウェイ全短編)作者: アーネストヘミングウェイ,Ernest Hemingway,高見浩出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1995/10/01メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 37回この商品を含むブログ (66件) を見る今回は月立課長…

GRANDFATHERS、21年ぶりの新作

グランドファーザーズアーティスト: グランドファーザーズ出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード発売日: 2012/10/17メディア: CD クリック: 3回この商品を含むブログ (7件) を見るこの持続力。見習いたい。

近況

ナボコフの『ロリータ』。3/5ぐらいまで読む。難解、とは思わないが、情報量が多くて、なかなか前に進まない。 韓国映画の「サニー 永遠の仲間たち」を観る。ベタでご都合主義的な部分も多いが、すごーくよくできている映画。今年観た映画で一番気に入った…

隣る人

有給休暇を取って、自宅から歩いてポレポレ東中野まで。『隣る人』を鑑賞のため。行く途中に林芙美子記念館を見つける(写真)。

近況など

・豊島園に映画(ウディ・アレン『ミッドナイト・イン・パリ』。期待以下の面白さ)を見に行く際に、次回テキストの『ロリータ』を携行。 ・電車を降りるときに、座席に本を置き忘れてしまう。トートバックがいやに軽いので気が付き、出発を待つ電車に慌てて…

ウラジミール・ナボコフ『ロリータ』

ロリータ (新潮文庫)作者: ウラジーミルナボコフ,Vladimir Nabokov,若島正出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/10/30メディア: 文庫購入: 19人 クリック: 941回この商品を含むブログ (322件) を見る金曜日の『冷血』読書会、お疲れ様でした。次回のU研は極…

近況とか

カポーティ コレクターズ・エディション [DVD]出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント発売日: 2009/12/23メディア: DVD クリック: 15回この商品を含むブログ (20件) を見る・カポーティ読書会まで、あと2週間です。みなさんテキストは読ま…

フレンチセオリー

フレンチ・セオリー ―アメリカにおけるフランス現代思想 (.)作者: フランソワ・キュセ,桑田光平/鈴木哲平/畠山達/本田貴久出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2010/11/12メディア: 単行本 クリック: 32回この商品を含むブログ (11件) を見るずっと…