[日誌]近況など
唐突にブログを再開してみたので、近況を箇条書きに書く。
- 今年で43歳になった。
- 目的がないと本が読めなくなった。
- 最近読んだ阿久津隆『読書の日記』の帯コピーに「食べるように本を読む」とあって、それは俺にとって、とても理想的な読書スタイルだが、実際のところ俺は「働くように本を読む」のであった。
- むかしは自分の日常がすべて「仕事化」していくのが嫌だったが、最近はそれでいいと思っている。自分で主体的にやりたいことというのは、もうそんなに無くなった。知りたいことも、もうそんなに。
- 山崎正和の『不機嫌な時代』と『鷗外 闘う家長』を読んで、「ああ、これは俺のことを書いてあるな」と思った。欲望の弱すぎる「審美的生活者」(夏目漱石『それから』の代助を評する言葉)、それが俺だ。欲望が弱すぎるから、すべてを仕事にするしかない。
- 腎臓の病気でしばらく入院していた。健康は人生を楽しむ最低限の条件だと痛感した。
- 性欲は薄れたが、食欲は強まるいっぽうである。
- 酒を飲んだり、お茶を飲んだりしながら好きな人たちと話す。あるいは散歩しながら人と話す。最近は、それが何より楽しい。