[日常]『富士日記』を読む
- 作者: 武田百合子
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1997/05/18
- メディア: 文庫
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『富士日記』の中巻を数カ月ぶりに開く。一体この本を読むのに何年かかっているのだろうと昔のブログを検索してみると2005年ぐらいから読んでいるらしい、俺は。7年で半分ぐらい。誰もが武田百合子氏のことを天才という。俺はその天才が分からず、分からないからこそ中断しつつ、頭をひねりながら、いまだに同じ本を読み続けているのである。今月の読書会のためにヘミングウェイの「二つの心臓の大きな川」について考えていると、なんとなく武田氏の魅力をつかめそうな気がしているんだが、今のところ言語化できていない。これからウディ・アレンの新作を観に出かける。