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[読書]次回の読書会について

次回の読書会について、選書したアヤヲ会長からコメントが届きましたので掲示します。

ビッグ・サーの南軍将軍 (河出文庫)

ビッグ・サーの南軍将軍 (河出文庫)

アメリカの鱒釣り』
『西瓜糖の日々』も
それぞれ傑作ですが、
やはりリーメロン将軍の出てくる
『ビッグサー』がよいです。


2時間あればサラッと読めると思います。
私が30代になって出会った、最も感銘を
受けた小説のひとつです。


この小説を読んだら、
きっと「日本現代文学の始原」と出会い、
ふるえ、おののくでしょう。


ここには対抗文化も東洋も西洋もザ・ビートニクスも
イージューライダーも松尾ばせをも
ぜんぶあって、みんないい。


あと、いろんな読み方ができると思います。

[読書]リチャード・ブローティガン『ビッグ・サーの南軍将軍』

ビッグ・サーの南軍将軍 (河出文庫)

ビッグ・サーの南軍将軍 (河出文庫)

15日の読書会はお疲れ様でございました。

次回の読書会のテキストはリチャード・ブローティガン『ビッグ・サーの南軍将軍』でございます。今のところ4月ぐらいの開催を予定しています。

で、次回をもって1年間ぐらい続いた「アメリカの影」シリーズもおしまい。そのまま新シリーズ「(テーマ未定)」に突入しますので、よろしくお願いいたします。

日本語が亡びるとき

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で

私小説』読書会の参考になるかと思って読んだ。1章のIWPの話は面白く読んだ(この作家は人間観察が面白い)。『三四郎』論である5章も。しかし普遍語、現地語、国語を巡る部分は冗長。最後の6章、7章は、提言の内容に興味が持てず飛ばし読み。

三四郎』を再読したくなったことは収穫だった。

2月15日の水村美苗私小説』の読書会について、今回のキュレーターである内海さんからコメントが届きました。

昨年1年間、アメリカ小説のすぐれた作品を読んできて、ではアメリカと我々日本人の間の問題を考えるうえでいい作品はないだろうか、というところから選んでみました。外国における日本人としてのアイデンティティや、日本語と英語の間にある様々な問題を「横書きの私小説」という形で絶妙に投げ出していると思います。

私小説―from left to right (ちくま文庫)

私小説―from left to right (ちくま文庫)

次回の読書会は水村美苗の『私小説 from left to right』です。

昨年から始まった「アメリカと私」(C江藤淳)シリーズ。

スコット・フィッツジェラルドグレート・ギャツビー
トルーマン・カポーティ『冷血』
ウラジミール・ナボコフ『ロリータ』
アーネスト・ヘミングウェイ『われらの時代』から「大きな心臓の二つの川」

アメリカ文学の大傑作を読み進んでまいりましたが、
今回の課題テキストはちょっと趣向を変えて、アメリカが舞台のこの小説です。

私小説―from left to right (ちくま文庫)

私小説―from left to right (ちくま文庫)

私も、京都で40年近く続いた伝説の読書会の盛衰を書いた、山田稔『日本の小説を読む』(編集グループSURE)を読んで魂を注入し、準備は万端。楽しみです。

山田稔『日本の小説を読む』(名著です)
http://www.keibunsha-books.com/shopdetail/086000000019/

[日常]『富士日記』を読む

富士日記〈中〉 (中公文庫)

富士日記〈中〉 (中公文庫)

富士日記』の中巻を数カ月ぶりに開く。一体この本を読むのに何年かかっているのだろうと昔のブログを検索してみると2005年ぐらいから読んでいるらしい、俺は。7年で半分ぐらい。誰もが武田百合子氏のことを天才という。俺はその天才が分からず、分からないからこそ中断しつつ、頭をひねりながら、いまだに同じ本を読み続けているのである。今月の読書会のためにヘミングウェイの「二つの心臓の大きな川」について考えていると、なんとなく武田氏の魅力をつかめそうな気がしているんだが、今のところ言語化できていない。これからウディ・アレンの新作を観に出かける。

懐古モード

中学生の頃は、米米クラブの「あ!あぶない!」が世界一かっこいいファンクの曲だと思ってたよなー、とYoutubeで20年ぶりに聴いてみたら、やっぱり世界一だった。

米米やTMやバービーやレピッシュ岡村靖幸ユニコーンPSY・Sを聴くと、最近のどんな音楽よりもときめく。単なるノスタルジーだろうか? よく分からない。