●1999年から続く文化系サラリーマンたちの読書会。白水社さんを勝手に応援中です。
●メールはu_ken7@yahoo.co.jpまで。
●当ブログのコンテンツ
U研って何?メンバーこれまでの歩み活動レポート掲示板リンク集

[読書]ヘミングウェイの課題テキスト読みマスタ。

ヘミングウェイの「二つの心臓の大きな川」を読みマスタ。
キャンプ、山、孤独、釣り、バッタ獲り、コーヒー、簡素でワイルドな手料理、ネルシャツの胸ポケットにサンドイッチ突っ込んじゃう感じ。これって男の子の好きなものばかりじゃないか? なかなか良かった。

どうでもいいんだが、このブログの10年前ぐらいの記事を読んでいたら、次みたいな文章があって、俺どれだけ病んでたんだよと思った。

家でレコード棚を見ていると、全てのCDとレコードをディスク・ユニオンにでも叩き売りたくなってくる。本棚の本を、全て焚き火にくべて燃やしたら、どんなに気持ちがいいだろう。やはり人生、身軽が一番だ。

あとちょっと前にはこんな記述が。いったいいつこんな楽しい時代があったのか? 覚えていない。

職場の女性が「すいません。素肌クリームを手に出し過ぎてしまったんで、辻さんの手に塗ってもいいですか?」と。これなんてエロゲ…。

次回の課題テキストはヘミングウェイの「二つの心臓の大きな川」です。

われらの時代・男だけの世界 (新潮文庫―ヘミングウェイ全短編)

われらの時代・男だけの世界 (新潮文庫―ヘミングウェイ全短編)

今回は月立課長のチョイス。今年の読書会は4回続けてアメリカ文学
ヘミングウェイは晩年、評価を大きく落とした。その影響に引きずられてか、実ははちゃんと読んだことがない。
(エッセイ集『移動祝祭日』は好き。フリーソウル系(?)の文学が好きな人はみんな好きな本ですが)
短い作品だし、原文と突き合わせて精読したい。

近況

  • ナボコフの『ロリータ』。3/5ぐらいまで読む。難解、とは思わないが、情報量が多くて、なかなか前に進まない。
  • 韓国映画の「サニー 永遠の仲間たち」を観る。ベタでご都合主義的な部分も多いが、すごーくよくできている映画。今年観た映画で一番気に入ったかもしれない。たんじゅんに主役のユ・ホジョンがキレイで、彼女を見ているだけで幸せな気持ちになるということもある。学生時代の制服を引っ張り出して着ているところを、娘に見られてしまうシーンに萌えた。キム・ソンギョン、イ・ヨンギョンもちょっと疲れた感じが素敵である。

近況など

・豊島園に映画(ウディ・アレンミッドナイト・イン・パリ』。期待以下の面白さ)を見に行く際に、次回テキストの『ロリータ』を携行。
・電車を降りるときに、座席に本を置き忘れてしまう。トートバックがいやに軽いので気が付き、出発を待つ電車に慌てて戻ってピックアップする。
・豊島園に遊びに来た親子連れに拾われなくてよかった。
・『ミッドナイト・イン・パリ』。あの設定だったら、もっと面白くできるんじゃないかという気がしてならない。フィッツジェラルド夫妻はイメージにぴったりだが、ヘミングウェイ、スタインあたりはどうも違う。女性がみんな魅力的なのは良かったが(特にゼルダ役のアリソン・ピルとガイド役のカーラ・ブルーニ)。

ウラジミール・ナボコフ『ロリータ』

ロリータ (新潮文庫)

ロリータ (新潮文庫)

金曜日の『冷血』読書会、お疲れ様でした。

次回のU研は極楽寺坂さんがキュレーター。
テキストはナボコフの『ロリータ』。楽しみです。