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1月の読書会のテキストであるスティーブン・ミルハウザー。実は僕はあまり好きではないのDEF(おいおい)。彼の作品の特徴である、精緻な箱庭的世界に、どうも馴染めない。
オシャレで気が効いてるなあとは思うのです。まるで最近の若い男の子の部屋の中のように。訳は、ほとんどが柴田元幸さん。うん、翻訳者にもめぐまれている。
もしかしたら僕の目には箱庭的な世界に映るものが、逆説的に、大きな世界の写し絵になっているのかもしれない。実は、大きな爆発力を秘めた小説なのかもしれない。
しかし、忙しいサラリーマン生活の中で、時間を割いてまで読むほど、好きな作家ではない。。。。
とか言って、ちゃんと読んだら評価が180度変わったりする僕なのであります。
そうそう、彼の処女作の『エドウィン・マルハウス』(ISBN:4560047685)は、ものすごおおおくチャーミングな良い作品ですよ。