2007-07-19 阿部和重「馬小屋の乙女」 読書 グランド・フィナーレ (講談社文庫)作者: 阿部和重出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/07/14メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 81回この商品を含むブログ (84件) を見る 祝文庫化。『シンセミア』(面白い!)を読了したばかりなので良いタイミング。 とりあえず短い「馬小屋の乙女」を読了した。タイトルも内容も中原昌也に対するアンサー(何の?)かと思わせる不条理劇。何もかもが微妙にずれていて、妙に細部の描写が細かい。まさに事件が起ころうとするその瞬間に物語は唐突に終わる。★ 阿部氏によると、作中の老婆は文芸誌の象徴らしい(笑)。*1 *1:http://blog.mf-davinci.com/interview/bn/200503/main.html