『鍵のかかった部屋』コピー案 辻夏悟
- 作者: ポール・オースター,Paul Auster,柴田元幸
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 1993/10/01
- メディア: 新書
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この本の点数:100点
(『東京タワー』を100点とした場合)
番組の途中ですがCMです。村上春樹さんの小説が好きなんだけど、しばらく長編の新作が出てないので、ちょっと欲求不満気味…というあなたに朗報! 今回、お勧めしたいのはアメリカの作家、ポール・オースターの『鍵のかかった部屋』(白水社)です。翻訳者は村上さんの盟友とも言える柴田元幸さん。この小説の翻訳では初期の村上氏の小説に似たクールな一人称の文体を採用しています。また、突然の暴力によってボンクラ男の主人公が「目覚め」てしまう設定など、内容のレヴェルでも村上さんの小説にそっくり。主人公が世代を超えて意味もなくモテてしまう…なんていう、ホントどーでもいいところまで似ていますヨ。またあなたが『羊をめぐる冒険』を読んだことがある、かなり熱心な村上ファンの方でしたら、「ファンショーと僕」の関係が、羊三部作の「鼠と僕」に重なってみえてくるはず。ラスト近く、やっと出会えた旧友は、「僕」の前に決して姿を見せず、以前の彼とは全く異質な存在になっているところ(ううう、切ない!)まで一緒。これはシンクロ二ティの一種でしょう(参考までに『羊をめぐる冒険』が82年、『鍵のかかった部屋』が86年。…ちょっとずれるか?)。さあいかがでしょうか。こんなに充実の内容で、お値段がたったの930円! お昼休みのランチ一食分ぐらいのお値段で、半日は読書の悦楽に浸れるのですから、これは大変お買い得です。じめじめした梅雨の季節、無理に外に遊びに出かけるぐらいなら、エアコンの効いた部屋で冷えたワインを飲みながらオースター三昧の時間をお過ごしください。しかも今、当商品をお買い求めになると特別プレゼントとして、包丁セット一式、まな板4枚、追加で『鍵のかかった部屋』をもう20冊差し上げます。では、引き続き『鶴ちゃんのプッツン5』をお楽しみください。
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だめだー。言いたいことが特にない。なんとかレポートを書くよう努力いたしますが、できなかった場合は上をレポートとお考えください(おい)。