文学とジャズ
ポール・オースターの小説にインスパイアされたレコードなんてあるんですねえ。
- アーティスト: Michael Mantler,Paul Auster,Robert Wyatt,Susi Hyldgaard
- 出版社/メーカー: Ecm Import
- 発売日: 2001/05/22
- メディア: CD
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以下、アマゾンの解説より。
Written for chamber orchestra and the voices of Robert Wyatt and Susi Hyldgaard (who also plays accordion here), Hide and Seek features minimal yet questing words from New York playwright Paul Auster and some superbly turned arrangements by trumpeter and composer Mantler.
…と、まあ、そういうことだそうだ。
ちなみにマイケル・マントラーという人は、前衛ジャズ畑の人だ。
彼の率いるオーケストラと、打楽器的な奏法で知られるピアニスト、セシル・テイラーとの共演盤は有名(他にもドン・チェリーやファラオ・サンダースらが参加)。
- アーティスト: Jazz Composers Orchestra,Michael Mantler
- 出版社/メーカー: Ecm Records
- 発売日: 1994/11/08
- メディア: CD
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こういう音楽を、あまり聴いたことがない人のために書いておくと、動物園の動物たちが、人間に対して一斉に暴動を起こしたら、たぶんこんな感じの音になるんじゃないかなーと思われる。1曲目からラストまでまったくテンションが落ちないのが凄まじい。いわば「もう毎号クライマックス!」((C)『星の瞳のシルエット』)な音楽。構築性(オーケストラ)と暴力性(セシル・テイラー)のぶつかり合いが楽しい。
動物好きな人はどうぞ。