キュウリのようにクール
昨日、ちょっとムカっとすることがあり、いまだにみぞおちの辺りがモヤモヤしている。U研のアヤヲ会長にそのことを愚痴ると「君は、もはやオルタナティブ系サラリーマン(注:ベックのようなものか?)ではない。すでに君はフーコーの言う『権力装置』だ(注:何のメタファー?)。自分の年齢を考えろ。君の怒りは、すべて『時代のせい』(C『DEEP LOVE』)なんだ」と宇宙語で諭された。またid:URARIAさんからは「同情します」と励ましのお便りをいただいた。
だからネガティブハッピー・チェーンソーエッヂなこの気持ちも、もうお終い(たぶん)。明日からキュウリのようにクール(C村上春樹)に、カナダのようにドライ(これはオリジナル)に生きていきたい。
- 作者: 色川武大
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1989/10/01
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 29回
- この商品を含むブログ (45件) を見る
最近、通勤電車の往き返りに、ずっとこれを読んでいる。泉鏡花賞を受賞した連作短編集。これは随筆なのか? それとも小説なのか? 謎は多いが、とにかく面白いのは確か。人間観察がクール過ぎて、時に不気味である。「右向け右」のラストの一行には、なぜかゾッとした。