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YO LA TENGOを聴きながら会社へ向かう

Summer Sun

Summer Sun

個人的にはYO LA TENGOのベストだと思っている。前作、前々作はもちろん名作なわけだけれど、「ちょっとカッコ良過ぎるんじゃないの?」と思ってしまう。これぐらいの、ちょっと引いた、軽い感じがいい。

それにしても、このアルバムから感じる、圧倒的に「自由」な空気感というのは得がたいものがある。ハービー・ハンコックの「処女航海」や、マイルス・デイビスの「E.S.P」、チック・コリアの「NOW HE SINGS NOW HE SOBS」(綴り合ってなかったら、すいません)に流れているものと同じだ。下手なフリー・ジャズなんかより遥かに自由だと思う。やはり、あるフォームの中で、限りなく逸脱していこうとする意志ってのが大事なんだろう。単なる滅茶苦茶じゃ詰まらないし、息苦しい。

アルバート・アイラーだって、もう完全にフリー・フォームな「スピリチュアル・ユニティ」より、R&Bに挑戦した「ラブクライ」あたりのほうが面白く聴ける気がする。