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U研新年会当日

バーナム博物館 (白水uブックス―海外小説の誘惑)

バーナム博物館 (白水uブックス―海外小説の誘惑)

さて、ここ一週間、会社の昼休みを利用して、U研の冊子を作っていたので、BLOGの更新がすっかり滞ってしまった。今日はU研本番である。


今回取り上げるスティーヴン・ミルハウザーの『バーナム博物館』について言えば、最初は読み辛くて困った。くどいぐらい執拗な情景描写が頭に入らず、いくら先へ先へと読んでも、読書のスピードが一向に上がらないのだ。

だが、途中で、このくどい文体は、読書のスピードをコントロールするためのテクニックではないかと思えてきた。

「雨」という幻想的で地味ーな小品があるのだけれど、これなんかはゆっくりゆっくり読んで初めて味わいが増す。僕は、この作品を1時間ぐらいかけて読んだ。


と、悠長に読んでいたら、当日なのに、あと3、4篇も読み残しがあり困ってます…。