電車男
- 作者: 中野独人
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/10/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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遅ればせながら、読む。
なぜ、いつも「遅ればせ」になってしまうのかというと、滅多に自分で本を買わないからだ。正直、「本は天下のまわりもの」だと思っている(←おい)。
読みたい本があれば、何らかの形で自分のもとへやってくる。『負け犬の遠吠え』は南野うららさん(id:uraria)から、この『電車男』は会社の後輩から借りた。僕が最後に買った本は、中沢新一の『僕の叔父さん 網野善彦』(ISBN:4087202690)だけど、南野さんにあげてしまったので、この本も今はどこかをまわっているに違いない。あ、もちろん「白水Uブックス」は自分で買ってますYO!
で、『電車男』。はっきり言って、僕も後ろから撃たれた…。今年、読んだ本で一番、心が揺れた(感動したとは言わない)。
自作自演との説もあるけれど、エルメスの「良かったね、良かったね」なんてセリフは、リアルじゃないと書けないと思う。
しかし、エルメスさんは大人だね。電車は最初から最後まで、エルメスさんの手の平の上で遊ばされていただけではないのか。
この本については女性の意見も聞いてみたいので、是非、南野@土日出勤さんや奈保千佳さん(id:nahochika)も読んでみてください。
それにしても、なぜ「めし どこか たのむ」が今年の流行語大賞じゃないのか、理解に苦しむな。キャッチーなのに。