没後17年、佐藤泰志の作品集が刊行に
アヤヲ会長から告知です。
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すでに一部の読書人のあいだでも話題になっていますが、幻の作家・佐藤泰志の作品集が装いも新たに復刊しました。
■図書出版クレインより刊行
http://www2.ttcn.ne.jp/~crane/kinkan.html
激レアゆえ、読みたくても手に入らなかった、80年代〜90年代の日本文学シーンでもっとも透徹した「青春文学」を描いた作家の名品集。
発行された10月9日は自栽した佐藤泰志の命日。没後17年を過ぎ、本作が読めることは貴重な機会です。
私が愛読してやまない佐藤泰志の世界。「海炭市叙景」から「そこのみにて光輝く」、「黄金の服」、さらに「大きなハードルと小さなハードル」、遺作の「虹」まで…。たたかうことを最後までやめなかった佐藤泰志の小説が今、再び読めます。
この作品集が刊行されたことは文学史上のちいさな事件です(松浦アヤヲ)。