中上健次の「青い朝顔」を読むにあたってのメモ
- 作者: 中上健次
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 1980/06
- メディア: 文庫
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次回のギグ(←読書会のこと)の課題図書、中上健次「青い朝顔」を読むにあたってのメモが、会長から届いているのでアップしておきます。
「青い朝顔」は紀州の中上の生家近辺をうろついた私からすれば、全作品の核となる、まさにつぼみのような短編だと思い、月立長老がこれを選んだ真意にふるえました。
ある一点をさわると、ビッグバンが起きるような触媒。
もし他の作品も読んでみたいという方に向けて選ぶなら、怪鳥メはこんなふうかなあ?
●「青い朝顔」を読むためのブックリスト5選
1 『枯木灘』(河出文庫) モロ関係がある
2 『岬』(文春文庫) 表題作を読むべき
3 『紀州・木の国 根の国物語』(朝日文庫) ルポタージュ
4 『十九歳の地図』(河出文庫) 少年・幼年期の面影
5 『千年の愉楽』(河出文庫) 発展する路地の物語
怪鳥メは中上の作品はほとんど全部読んでいて、ヘビーな中上ファンといえる、と思い返してわかりました。
ですでの、没後しばらく経って、今読むことにどんな意味があるのか、みなさんの想いや清新な読みを期待してやみません。
中上健次、U研内にファンが多いようだ。作家にも多いようだ。どうやら僕は苦手っぽいので、当日、袋叩きにされないか心配である。