クレイジーケンバンド『SOUL電波』 - 白水Uブックス研究会

　夏が来れば思い出す。やっとCKBの新作を聴いた。

　なんというか、湯川輝彦デザインのモンドでクールなジャケット通りの内容である（←何も言っていないに等しい説明）。マーティン・デニー的なオリエント勘違い感が香ばしい。

　以前と比べて、全体的にボトムが軽くなり、メロウ度、洗練度が高くなった。オールド・ソウル（インプレッションズ？）の匂いがぷんぷんする「生きる。」が新機軸だろうか。

　私はCKBの紅一点、SGWこと菅原愛子嬢のファンである。線は細いがナイス・ン・スムースな彼女のボーカルのすごさが、あまり語られることがないのは残念だ。