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次回の課題図書についてアンケートです。

旅の時間 (講談社文芸文庫)

旅の時間 (講談社文芸文庫)

 悩んでいます。

 次回の読書会の課題図書として、私が選んだ吉田健一『旅の時間』。
 3カ月程かけて、昨日ついに読了したのですが、最初に読む吉田健一として、このチョイスはどうなのか俺。

 いや、いい本ですよ。「英国の田舎」、「航海」、「大阪の夜」とか、特にいい。ただし、一つのコンセプトアルバムとして全体を読むと少々長い。

 (そっと)U研の皆様、課題図書は購入してしまいましたか? 読み始めてしまった方はいますか? もしかしてアヤヲ会長は既にレポートを50ページぐらい脱稿してしまったのではありませんか?

 『旅の時間』は新刊で手に入りやすい吉田健一として選んだのですが、私の一番のおすすめは『東京の昔』(中公文庫・絶版)。幻想小説の神品『金沢』もいいけれど、最初に読む一冊としてはきつい(自由すぎる小説なので)。

 というわけで、もしU研の皆様が、まだ何の準備もしていなかったら、ヨシケン以外に課題図書を変えようかなーと思うのですが、どうでつか?(内海さんが「ヨシケンは俺が(課題図書に)選びたかったのに!」と言っていたとの風の噂もありますが…)

 くれぐれも『旅の時間』はいい短編集です。しかし読むのに結構、時間がかかります。一度、本屋で立ち読みしてみてください(最後の「航海」が一番読みやすいです)。

 「俺は既にヨシケンの気分なんだ!」、「なんだなんだそうだったのか、早く言えよ((C)加藤典洋)」、「好きにしてくれ」、「Perfume あーちゃんの画像希望」、「実は、鯨の数は減ってない」等、メールでもコメント欄でもバイク便でも構いませんので、皆様のご意見、ご要望をお寄せください。

 なお、もし課題図書を変えるとしたら、これにします。

詩は友人を数える方法 (講談社文芸文庫)

詩は友人を数える方法 (講談社文芸文庫)

ニューヨークもワシントンもアメリカでなく、ローカリズムそのものがアメリカである。広大な北アメリカ大陸で現代詩人は自分の住んでいる土地を唱う。本書で紹介する六十七篇の詩はいずれも著者による全訳、五篇をのぞいて初訳といった具合いにわが国には知られていない。著者は詩を読み解き、現実のアメリカを旅することで、総体たるアメリカを読む。 (amazonの紹介より)