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この世という荒地で

旅は驢馬をつれて (大人の本棚)

旅は驢馬をつれて (大人の本棚)


 あけましておめでとうございます。今年もU研をよろしくお願いいたします。


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 さて、年賀状を、まだ書いていない。


 いや、正確に言うと、喪中なのに、喪中の葉書を出すのを忘れて(いや、もっと正確に言うと、喪中の葉書を出すのが億劫で、なんとなく時は経ち…)、しょうがないから普通に年賀状を書くか、と思っていたら、いつのまにか年は明け…。


 これには、まいったね(野崎孝訳)。


 アヤヲ会長から届いた、U研メンバーの盗撮写真がコラージュされている年賀状を眺めながら、一体どうしたものかと考えている。

   
 それはそうと、今年の読み初めは、『宝島』や『ジキル博士とハイド氏』で有名な、スティヴンソンの『旅は驢馬を連れて』でした(写真は小沼丹訳ですが、読んでいるのは吉田健一訳)。

しかし我々はみな、ジョン・バニヤンの言葉を借りて言えば、「この世という荒地」の旅行者で、―――またみな厄介な驢馬を連れているのであり、旅行で遭遇するものの中で一番いいものは、信頼出来る友達である。そういう友達を何人も発見できる旅行者は仕合わせである。事実、我々は友達に会うために旅行しているのである。友達は人生の目的でもあり、最上の報いでもある。彼等は我々に人間たる品位を保たしめ、我々が一人でいる時は、それだけそこにいない友達を身近に感じるのである。


 2006年は、『ガキの使い』の特番を見ていたら、いつの間にか終わっていたよ。