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インター・ディスコミュニケーション

対話の回路―小熊英二対談集

対話の回路―小熊英二対談集

 「最近、小熊英二を集中的に読んでるんですよ。英二たん、ハアハア」と、会社で言い続けていたせいか、

小熊英二のはなしをききます(脳内予定)

 と、昼休みにU研のid:URARIA姐さんからメールで呼び出しを受けた。

 やべ、シメられるのか? と思ったら、近所のカレー屋に連れてってくれるという。ザアザア振りの雨の中、なぜか傘を持たない(侠気の表れか?)URARIA姐さんの後を、のこのこと付いていく。

 着いたカレー屋は、シックなカフェのようなつくりのお店だった。カレーもオーガニックな感じで悪くない。

 さて、事前にURARIAさんからメールがあったように、一応、URARIAさんは英二たんのことが知りたいのかなあと思っていた僕は「そもそも小熊氏の方法論はフーコーの系譜学っつーか…」などと小熊氏の考え方の概観から、著作の流れ、何から読むべきかなどを知ったかぶりして話した。

 そして、僕が喋り終えるとURARIAさんは待ってましたとばかりに言ったのだった。

 「で、特攻のことなんだけど!」

 なんだ。

 英二たん、ぜんぜん関係ないじゃん!

 そして特攻の話を一通り聞いたあと、僕が「大文字の物語が失効してから、僕みたいなペラペラ星人でも生き辛い世の中なんですよねえ…。まったり革命も失敗した今、ただ、のんべんだらりと仕事をしながら毎日を過ごすのは、すげえストレスフルですよ」と愚痴ると、「ふんふん、ふんふん(と、肯いて)…あのね、マジメに仕事しなさい、仕事を。そんなこと悩んでる暇があったら、まずあんたが売ってるもんを黒字にすんのが先でしょ!」と、結果としては、予想通りシメられたのだった。

 ともかくURARIAさんが、僕の知らない新しいお店を知っていることはよく分かった。また、美味しいところがあったら教えてください。