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『黒い時計の旅』読書会ソーカツ(2)


黒い時計の旅 (白水uブックス)

黒い時計の旅 (白水uブックス)


 ビオフェルミンを20錠飲んだら、ある程度、風邪が直ってきましたので、懸案となっている読書会のソーカツの続きを。


 とはいえ熱のせいで、まだ頭が朦朧としており、キーボードを打つ手も震えています。そのため「スティーヴ・エリクソン」が、いつのまにか「志村けん」という表記になっている…などの入力ミスが散見されるかもしれません。その場合は、どうぞご寛容くださいますようお願いいたします。


■辻夏悟(自分探し失敗系サラリーマン、id:natsugo


●提出レポート:


「スティーヴ・エリクソンによると世界は」
 

 徹夜明けに書いたポエムではありません。これはレポートです。タイトルはジョン・アーヴィングの小説タイトルのもじり。  


●読書会にて:


 主人公のバニング・ジェーンライトは、エリクソンサブカルチュア的な想像力が産んだキャラクターであり、「『カッコーの巣の上で』のインディアンが、その祖形である」との珍説を披露。


 発表の最後には「つまるところアメリカを父とし、ヨーロッパを母として生まれた偽史が『黒い時計の旅』なんですよっ!」と叫んでみた(普通、ヨーロッパとの対比において、アメリカは女性的なメタファー(例えば処女地とか)で表象されるから、ここではその関係性が逆転しているってことが言いたかった)


■月立晶(元高校球児の職業詩人)


●提出レポート: 


 あ、あれ…。


●読書会にて:


 月立さんは開口一番、「うん、ほとんど辻君のレポートの言うとおりだよ! 愛だろ、愛っ!」と言ってくれた。


 久しぶりに他人が、自分のことを肯定してくれる言葉を聞いたのは嬉しいんですが、それはともかく月立さん、レポートはっ!?


■松浦アヤヲ(平成の文学狂人)


●提出レポート:


「黒い時計の旅」を読むための覚え書10章


 論点は色々とあるんだけれど、結局のところ一番言いたかったのは「僕は歴史改変小説なんて認めませんからね! ふん!」ということらしい。

 
●読書会にて:

 
 「いやあ、読み辛い小説でした。二度読んだけど意味わかんなかったですね。ともかく、僕はこんな“もしも小説”(歴史改変小説のことと思われる)認めませんよ。“もしも…”だなんて、ドリフの定番コントじゃないんですから(げらげら)。そもそも一般論として、日本の純文学の世界では、歴史小説を書き始めたら…(以下、かなり問題発言が続いたので略)」


 その発言を受けた他のメンバーが「おまえは何様のつもりだ!」、「歴史小説の定義からして間違ってるよ!」、「そもそもどう考えても、バニング=アヤオ会長だろ?」、「なんで、この人は、こんな分からず屋なの!?」とアヤヲ会長を袋叩きにしていたのが印象的だった。


※なお内海惟人さんは欠席でした。



 今回の読書会については、下のエントリーのコメント欄を使って、アヤヲ会長が15文字以内でまとめてくれるはず。マイクリレーだ。あとはまかせたよ。