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ワーキング・ミューズ

先日、新宿駅で僕の目の前を歩いていた、いかにも「ワーキング・ミューズ」といった容姿のかっこいいお姉さんが、いきなり腰に両手をあてて、穿いていたスカートをぐるりと180度回したので驚いた。いや、驚いたのではない。正確に言えば、萌えた。いや、もっと正確に言えば、「僕のお姉さんになってください」と思った。

どうやらスカートというものは、歩いているうちに自然に回転してしまうものらしい。これは、その人の体の歪みに関係があるという話を同居人から聞いた。

この一週間、残業したり、体調を崩したり、何かに夢中になったり、飽きたりしている。今日は土曜出勤で、案の定、後輩も仕事をしていた。

7時まで働いた後、帰りに近所の本屋で片岡義男の『自分と自分以外』を買う。この本は、片岡義男が幼い頃、山口県の岩国で広島の原爆の光とキノコ雲を見たエピソードから始まっている。

物心がつき始める瞬間というものがもしあるなら、僕にとってそれは、広島に投下された原爆の閃光を見た瞬間だったような気がする(P14)