最近、聴いているもの(10年後の自分へのメモ)
- アーティスト: CHARLIE HADEN
- 出版社/メーカー: VERVE
- 発売日: 2001/05/19
- メディア: CD
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真夏の夜のラテン音楽集。ルーツ・ミュージックとしてではなく、あくまでもジャズの文脈で気軽に聴けるのが良い。
周知のとおり、かつてチャーリー・へイデンは、オーネット・コールマンらと共演し、自身もフリーのオーケストラを率いた、まあ前衛派といってもよい人である。それが最近*1は、パット・メセニーやケニー・バロンといった人と組んで、しっとりと甘いアルバムを出すようになった。これは聴く方しては大歓迎で、フリーの人がオーソドックスにプレイするのは、なかなか味わいがある(フリーの人たちがスタッフと組んで、嬉々としてフュージョンを演じた、カーラ・ブレイの『ディナー・ミュージック』の楽しさ!)。まあ、そういうのを「枯れた」とも言うのだが…。
また、僕にとってゴンサロ・ルバルカバというピアニストは、「やたらと地味なジャケットのレコードを出している人」ぐらいの印象しかなかったが、ここでの抑制された演奏はとてもよかった。
*1:僕の脳内ジャズ年表にとって80年代〜90年代は「最近」です。