ガレージ・ソウル
「ガレージ・ソウル」とは、アルバム「LIVING/LOVING」を自ら評したカーネーションの直枝氏の造語である。①小編成のバンドで、②ソウル汁溢れるメロディを、③ギターを轟音でかき鳴らしながら歌う…というイメージか。となると、実は日本の音楽シーンには、ずいぶん昔から「ガレージ・ソウル」の豊かな水脈が流れているのではないか。
明らかにガレージ・ソウルなバンド:
カーネーション(『天国と地獄』以降)、GREAT3、スクービードゥー
あとちょっとでガレージ・ソウルなバンド:
ゲントウキ、benzo(既に解散)、クレージー・ケン・バンド、オリジナル・ラブ(初期)
思いつくままバンドを並べてみると、そんなに「ずいぶん昔」でもないか。あと数もないっすね。
この話、なかったことに。。。。
それにしてもカーネーションの新作「SUPER ZOO」は、えらくGREAT3との親和性を感じさせる。GREAT3は、セカンドが何となくピンとこなくて聴かなくなってしまったが(同じロッテンハッツ出身のヒックスヴィルもセカンド以降聴いてない)、改めてちゃんと聴いてみたい。
以下は余談。スクービードゥーのマネージャーをしている田中 貴氏は、後輩と語学が同じクラスだったので、一瞬、挨拶したことがある。ちょうど、サニーデイ・サービスの「愛と笑いの夜」が出た頃で、「アルバム出ましたよねえ!買いますよ!」と僕が興奮すると「自信作です」と不敵に言っていた。確かに、すごくいいアルバムだった。