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スティーヴン・ミルハウザー『バーナム博物館』

バーナム博物館 (白水uブックス―海外小説の誘惑)

バーナム博物館 (白水uブックス―海外小説の誘惑)

自動人形、盤上ゲーム、魔術、博物館……。『不思議の国のアリス』や『千一夜物語』を下敷きにして夢と現実の境を取りはらった驚異のミルハウザー・ワールドへようこそ!


【編集者よりひとこと】


とにかく凝りに凝った短篇集である。船乗りシンバッドがありえざる第八の航海を語る合間に、著者の『千夜一夜物語』のテキスト批評が挟みこまれる「シンバッド第八の航海」。想像力によってひとりの美しい女を頭のてっぺんから爪先まで完璧に創り出した男の呪わしい運命を描く「ロバート・ヘレンディーンの発明」。不思議の国のアリスが、あの物語の何十倍もの長さの穴を落ち続けながらさまざまな思いをめぐらす「アリスは落ちながら」。盤上探偵ゲームをプレイする4人の男女とゲームの登場人物たちの思いが渾然と混ざりあう「探偵ゲーム」。部屋の数すら分からない、展示物と備品の区別もつかない不思議なミュージアムを経巡る「バーナム博物館」。10の短篇それぞれが、過剰な幻視の力によって息苦しい迄の濃密な空間を生み出す。 (白水社ホームページより)

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