文学フリマの編集をしています。
>>id:URARIA様
振られた仕事は終わっちゃったので、何かあったらどうぞ。。。こちら、プリンタがないので出力したもののチェックはお願いします。
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ノンサッチのインターネットラジオを聴きながら作業をしていました。
ウィルコとかランディ・ニューマンとか、購入するほどではないんですがウェルメイドでいいですな。沁みる。
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最近、時間を見つけてはサリンジャーの『ナイン・ストーリーズ』の柴田元幸訳を読んでいます。
モンキー ビジネス 2008 Fall vol.3 サリンジャー号
- 作者: J.D.サリンジャー,柴田元幸
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2008/10/20
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 21回
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改めて読んでみると『ナイン・ストーリーズ』って結構、難解じゃないですか。
「エスキモーとの戦争前夜」とかニュアンスだけで読ませるというか。。
「ド・ドーミエ=スミスの青の時代」は主人公の悟り体験がどうの…という以前に、単なるいやみな語り手によるファルスだと思ふ。
サリンジャーっていうと、どうしても「イノセント」だとか「悟り」だとか「若者の代弁者」だとか「シーモアはロリコン」だとか、そういう話になりますが、もうすこし、しゃれた技巧派の、大人向けの小説として読まれてもいいのではないか。
そう思いました。
ていうか、30歳を過ぎるとイノセントとか、ほんとどうでもよくなりますな。高校時代に川本三郎氏の『フィールド・オブ・イノセンス』を読んで、大学はアメリカ文学専攻を選んだんですけど(私が軽薄なだけでしょうか。。。)
- 作者: 川本三郎
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 1991/02
- メディア: ハードカバー
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