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>>id:URARIA

振られた仕事は終わっちゃったので、何かあったらどうぞ。。。こちら、プリンタがないので出力したもののチェックはお願いします。

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ノンサッチのインターネットラジオを聴きながら作業をしていました。

http://www.nonesuch.com/radio

ウィルコとかランディ・ニューマンとか、購入するほどではないんですがウェルメイドでいいですな。沁みる。

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最近、時間を見つけてはサリンジャーの『ナイン・ストーリーズ』の柴田元幸訳を読んでいます。

モンキー ビジネス 2008 Fall vol.3 サリンジャー号

モンキー ビジネス 2008 Fall vol.3 サリンジャー号

改めて読んでみると『ナイン・ストーリーズ』って結構、難解じゃないですか。

エスキモーとの戦争前夜」とかニュアンスだけで読ませるというか。。

「ド・ドーミエ=スミスの青の時代」は主人公の悟り体験がどうの…という以前に、単なるいやみな語り手によるファルスだと思ふ。

サリンジャーっていうと、どうしても「イノセント」だとか「悟り」だとか「若者の代弁者」だとか「シーモアロリコン」だとか、そういう話になりますが、もうすこし、しゃれた技巧派の、大人向けの小説として読まれてもいいのではないか。

そう思いました。

ていうか、30歳を過ぎるとイノセントとか、ほんとどうでもよくなりますな。高校時代に川本三郎氏の『フィールド・オブ・イノセンス』を読んで、大学はアメリカ文学専攻を選んだんですけど(私が軽薄なだけでしょうか。。。)

フィールド・オブ・イノセンス

フィールド・オブ・イノセンス

ラニーよりも、フラニーの彼氏に同情してしまう今日この頃です。