●1999年から続く文化系サラリーマンたちの読書会。白水社さんを勝手に応援中です。
●メールはu_ken7@yahoo.co.jpまで。
●当ブログのコンテンツ
U研って何?メンバーこれまでの歩み活動レポート掲示板リンク集

僕とヒデオと校庭で

モオツァルト・無常という事 (新潮文庫)

モオツァルト・無常という事 (新潮文庫)

3月7日(金)に開催が決まった小林ヒデオ読書会について、内海さんより告知メールが届きましたので転載します。

編集長様

来週に迫っているにもかかわらず、原稿がかけていないのですが、
『モオツァルト』の参考資料を提示いただければと思います。

特に意図はないのですが、今回のテーマにかかわりそうなものを考えてみました。

1)高橋英夫 『疾走するモオツァルト』(講談社文芸文庫)…とりたてて面白味はないが課題書の背景を知る上で便利。

新編 疾走するモーツァルト (講談社文芸文庫)

新編 疾走するモーツァルト (講談社文芸文庫)

2)江藤淳小林秀雄』(講談社文芸文庫)…『モオツァルト』までの小林の伝記としてもっとも詳細なもの(と思う)。

小林/秀雄 (講談社文芸文庫)

小林/秀雄 (講談社文芸文庫)

3)江藤淳 『批評と私』(新潮社)…小林が亡くなった前後の文章。「ユダの季節」が有名。

批評と私

批評と私

4)柄谷行人「交通について」…一応批評がテーマということで批評界の「巨人」の小林論(といわれている)。

差異としての場所 (講談社学術文庫)

差異としての場所 (講談社学術文庫)

5)吉田秀和モーツァルトを求めて』(白水Uブックス)…モオツァルトもテーマということで、いろいろあるけど手に入れやすいもの。

モーツァルトを求めて (白水uブックス)

モーツァルトを求めて (白水uブックス)

6)山口昌男モーツァルト好きを怒らせよう:祝祭音楽のすすめ』(第三文明社)…小林的モオツァルト像へのオータナティブとしてはいろいろありますが、大きなものをひとつ。冒頭の「モーツァルト第三世界」は『本の神話学』(中公文庫)にも入っている必読文献。

以上ごく一部ですが、ご参考ください。ちなみに私の論考はこれらを参考に書かれるわけではまったくありません。

内海

最後の一文がいいですね。