ブックオフで長田弘など
大学時代の数少ない友人の一人と高田馬場のBen's cafeでお茶した後、ブックオフに。
買った本:
U研で「長田弘が好き!」というと、きまって微妙な雰囲気になるのはなぜだろう。
詩人としての長田氏の仕事はよく知らないが、散文はどれもすばらしいと思う。意味が明快で、力強く、呼吸の取り方が見事である。
また編集者的な才能もある人だ(『詩は友人を数える方法』や『私の二十世紀書店』を読むとよく分かる)。
今の会社に入社したての頃、会社の上司から「広告コピーの文体を身につけるにはな…、まず落合恵子を読むことだ!」と無茶なことを言われたのだが(そして未だに落合恵子を読んだことはないのだが…)、実は私がコピーを書くときの理想は、長田氏や谷川俊太郎、荒川洋治、平出隆などの詩人の散文の文体なのである。