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「PAPIER LABO」というお店に行ってみた。


 会社帰りに、代々木駅と原宿駅の間にある「PAPIER LABO」というお店に寄ってみた。

 昔ながらの活版の技術を使って、名刺やポストカードなどの印刷物を作ってくれるお店である。簡単なラフをもっていって頼めば、デザインまでしてくれるらしい。

 今どき、活版印刷というのは珍しい。大日本印刷のような大企業でも、活版の機械は一台しかないと聞いたことがある*1
 ちなみに僕らが普段、目にする印刷物は、だいたいオフセットという技術で印刷されている。これは油が水をはじく性質を利用したものだ。
 活版印刷とは、いわゆる凸版による印刷のことで、活字の出っ張ったところにインクをつけて印刷するわけである。なお凸版とは逆の凹版というのは、グラヴィア印刷と言われていることからもわかるように、写真などの印刷に向く。
 以上、べつに専門家ではないので、書いたことに多少間違いがあっても、大目に見て欲しい(少しは調べろという話ですか)。

 それはともかく「PAPIER LABO」のように一つのこだわりをもって、お店をやっていくというのは、素晴らしいことである(大変でもある)。世の大抵の仕事というのは、自分自身のこだわりなんてものを、どれだけ放棄できるかで成り立っているところもあるからだ。…
 おっと、なんだか悲しい話になってしまった。
 結局、「PAPIER LABO」では記念にポストカードを2枚買って帰った。
 年賀状をこういうところで作ったら、おしゃれでよいかもしれない。

■「PAPIER LABO」

http://www.papierlabo.com/

*1:wikipediaには、2003年に活版印刷からは撤退したとある