旅する虚人

　さわやか東京散歩も二日目。

　今日は丸の内線の淡路町駅で降りて、神保町散策。昨日に引き続き、高校生カップルにお勧めのデートコースを辿る。

　まず、いきなりスタート地点の淡路町駅前のスタバで一休み。カプチーノを飲みながらジュンパ・ラヒリの『その名にちなんで』を読む（冒頭を読んだだけだけど、なかなか良い作品の予感）。

　その後、東京電機大学、博報堂を見物。共立女子大の前でしばし物思いに耽り、出版不況をまったく感じさせない小学館／集英社／岩波書店の立派なビルを見た後、神田一橋中学校の前で一休みする（蔦のからまった、雰囲気のある入口と、部外者に容赦のない「監視カメラ有り」という警告のミスマッチが最高）。

　そのまま古書街を通って（わりと開いている店が多かった）ゴールは、もちろん白水社さんへ！（お約束…）

　所要時間は2時間。途中、御茶ノ水のスターバックスで高校生用の英語ドリルをやっていた1時間、共立女子大の前で物思いに耽った50分を含みます。

　なお旅のお供は、同居人の本棚から勝手に持ってきた、この地図でした。文字が大きい良い本。

街の達人 コンパクトでっか字東京23区便利情報地図

　本屋に行くと東京ガイド本が山ほどあるが、僕の東京散歩には、とりあえず企業と学校とスタバとコンビニの位置が分かれば充分である。

　そうだ。明日は品川へ行こう。