U研、白水社さんの夏のフェアをお手伝いする。
(2日前の話の続き)。ええと…、実は、白水社さんからオファーがあり、啓文堂書店・吉祥寺店さん(http://www.keibundo.co.jp/)で、今年の夏に行われるUブックスのフェアを手伝うことになりました。
啓文堂書店・吉祥寺店さんと言えば、オサレな学生さんの街「チキジョージ」((C)大島弓子)で、最大の規模を誇るという書店。これはお手伝いする側として、否が応にも気合が入ります。
実際、オファーがあった時から、(まだ現場すら見ていないのに)編集委員の間で、フェアを盛り上げるための沢山の素敵なアイディアが乱れ飛びました。
「書棚の前に、Uブックスを500冊ぐらい積み上げて『バベルの塔』を作るのはどうよ?」
「わざと倒れやすくして、人が横を通った振動で一気に崩れ落ちるようにするとか…」
「それは、崩した人は買わざるをえないよね」
「そもそもフェアの名前はどうすんの?」
「うーん。やはりここは斬新で目立つフェア名をつけたいね」
「夏のフェアだから『大人の感想文』ってのはどう?」
「それなら『夜の感想文』というタイトルでマンディアルグなんかのエッチな小説を…」
「(無視して)『新○文庫の夏の100冊をぶっつぶせ!』ってフェア名も勇ましくていいね」
「それは啓文堂さんにも白水社さんにも迷惑がかかるよね」
「公序良俗にひっかからない限り何でもOKでしょ」
「逆説的に『子供は読んではいけない!20冊』とか」
「なるほど。じゃあ『読まずに死ねるか!?』とか」
「いいね!(内藤陳だけど)」
「じゃあ『Yonda?』は?」
「それもいいね!(どこかで聞いたことがあるけど)」
「書店の入り口から、Uブックスの棚まで足跡を書いていくのもいいね」
「それはいいね!」
「普通にポップを立てるだけじゃつまんないから、200本ぐらい大量にポップを立てて『ライ麦畑』みたいにするのもいいね」
「いいね!」
「Uブックスを10冊セットでボックス売りをするのもいいね」
「いいね!」
「U研メンバーが日替わりで書棚の横で営業するのもいいね」
「いいね!」
「平台に布をかけて本を見えなくしたら…」
「全然フェアの意味がないけど、いいね!」
「期間中ずっと、Uブックスの棚の前の床を清掃するアートイベントは?」
「いいね!」
「全裸で大阪万博会場前をかけぬけるのは…?」
「いいね!いいね!いいね!」
………。現実的な話に戻すと、U研は、このフェアで1)本のセレクション(10冊〜20冊)、2)フリーペーパー作り(限定頒布)、3)ポップ作りを担当します。
つまり大体、全てをやります(もちろん、本の配置などは、今回の企画を白水社さんと盛り上げてくださった啓文堂の書店員さんのご協力を仰ぎますし、白水社さんのサポートは言うまでもありません)。まったく素性の知れない、サラリーマン読書サークルに、この大役を任せてくれるなんて、白水社さんも太っ腹ですね。
で、こちらも任されたからには、「一読者としての立場を貫きつつ」(←これ、とても重要)、全力で臨みます。
全力で、啓文堂さんの床を清掃することになるかもしれませんが、みなさま暖かい目で見守りくださいませ。
※このフェアの進捗状況は、「ブックフェア」というカテゴリで定期的にお知らせしていきます。